【瀧見館】銀山にある、景色、食事、温泉、接客の全てが最高の宿。


大正ロマン、かつノスタルジーな雰囲気を楽しめる温泉街で有名な、銀山温泉に行ってきました。
「夜の銀山温泉」の写真
とくに12月~2月は雪景色が楽しめるということでどこの旅館も大人気の温泉街。
そんな銀山温泉街の旅館【瀧見館】に宿泊してきました。
こちらは部屋からの景色、食事、温泉に接客、全てが素晴らしかった、そんな【瀧見館】のレポートとなります。

瀧見館とはどんなところ?

今回銀山温泉の宿に決めたのは蕎麦処で有名な【瀧見館】に訪れました。
こちらは温泉街からほんの少し離れた山の上にあり、銀山温泉にある宿でも一番標高いところに位置しています。
宿の名前通り、目の前にある大きな滝を部屋からや温泉の湯に浸かりながら眺めることができ、部屋では滝の音や山々の静けさを楽しめます。
とは言っても、メインの温泉街からはさほど離れておらず、滝を見ながら山を下り、5分ほどで温泉街に到着する立地の良さ。
また、そば処でもあるこちらの旅館では尾花沢産のそば粉を使い、挽きたて、打ちたて、茹でたての蕎麦が食べられます。
それだけでなく、食事も山里料理をふんだんに使用し、景色、味、温泉、すべてを楽しむことが出来ます。
そば屋としての入り口は温泉街側にあります。

瀧見館の館内と部屋

宿に到着、早速中へ入ります。館内マップはこんな感じ。

地下に露天風呂、1階が客室、フロント、ロビー、食事処、お土産処、宴会場になっています。

2階は客室のみ。

滝川の部屋と山側の部屋で分かれています。
館内は非常にシンプルで迷うことなく、各場所へ移動することができます。

今回私が宿泊した部屋は「娯性」。1室ごとに名前が付けられて、意味を込めて名付けられたそうですよ。

この字は書道家さんが書かれたようです。

さて、部屋の中です。
今回は「滝側」の部屋を予約しました。

素敵~!

ゆったりくつろげる畳、そして外から聞こえる滝の音。窓からは目の前にある滝がしっかり見えます。

今年は雪が少なく、2月でもかなり溶けていましたが、積雪すると一面白銀、春夏は若草、緑が、秋には紅葉が楽しめます。

温泉街からほんの少し離れているからこそ、観光客の声ではなく、こうした滝の音や自然を楽しむことが出来ます。

瀧見館の夕食

夕食は個室と宴会場と2種類あります。今回は個室での食事。

献立は以下の通りです。

・山ぶどう
・法薐草胡麻和え
・山の幸レバー刺しもどき
・鮟鱇友和え
・鶏つみれ海老真薯串
・手綱寿司 鰈西京焼き
・天豆海老挟み
・御造り
・当館自慢の蕎麦 薬味
・雪降り和牛
・岩魚の塩焼き
・鮑蒸しステーキ 肝ソース、パン
・公魚南蛮漬け
・香の物
・白米(つや姫)
・鴨汁 笹葱 木の子
・そばアイス
献立表からもとにかく量の多さと美味しそうな名前がずらりとならんでいます。
さて、早速夕食。
食前酒のワインを飲み、日本酒の「山川光男」を注文。
山形の4蔵元である、「山形正宗」「楯野川」「東光」「男山」が結成した銘柄です。
すっきりした飲みごたえとどの料理にも合うということで、こちらを注文。徳利やお猪口が可愛い~。
前菜は小さい器に少量ずつの料理がたくさん。
山形ならではのピリ辛いお新香は、なんと名産のさくらんぼうまであります。

公魚の南蛮漬けには菊の花が。山形では漬物などに食用の菊の花を入れるそうですよ。

岩魚の塩焼きは絶品!

小骨はたしかにありますが、頭までしっかり食べられます。

鮑の蒸しステーキ。

肝ソースにつけて食べるのですが、この肝ソースも甘くて、まろやか。

おいし~。

そして尾花沢の霜降り和牛。

日本三雪とも言われる尾花沢の和牛は厳しい寒さから身を守るために、上質な脂を身に着けていきます。また、メス牛にもごだわっているようで、口どけはまるで粉雪のよう。

岩塩や山わさびなど好きな味で楽しみます。

ステーキは山形ワインの「朝日町(辛口)」と一緒に。
鴨汁はご飯と合いすぎます。おいし~。

瀧見館は蕎麦処でもあるので、そばも自慢。

十割蕎麦をいただきます。ちなみにこちらのお蕎麦はなんとお替り自由!
これは嬉しい。ということでお替りしました。

食後のデザートはそばアイス。
そばの実が入ったアイスは優しい甘みがあり、どこか懐かしい味。これは美味しすぎます。
かなり大満足の量なので、宿泊の際は温泉街で食べすぎないように注意。
部屋に戻ってからは揚げそばをつまみながらお茶しました。

瀧見館の朝食

朝食も夕食同様、個室または宴会場のどちらかとなっていて、食事内容は和食(鮭か鯖)、洋食(スクランブルエッグかオムレツ)の4種類から選べます。

今回は和食の鮭と鯖にしました。
朝から個室の中にずらりとならべられているお膳にびっくり。

朝から豪華すぎます。
豆乳は隅で密かに加熱。時間が経つとお豆腐になっていて、とろっとろで美味しい。
一品一品のおかずはおかゆと一緒に食べました。
主食は白米かおかゆを選べるので最初はおかゆ、お替りで白米を注文し、最後はとろろなどでかきこみます。
主菜の鮭と鯖。
そして朝もそばが食べれられます。
満腹で幸せ。かなりお腹膨れます。

夜散歩

山形銀山は夜のライトアップも美しいので、日が沈んだ頃に外に出たいところ。
瀧見館では夜は暗く、積雪シーズンは滑りやすいため、温泉街への送迎バスを出してくれます。外は雪が深い場合やスニーカーだと濡れたりするため、長靴とコートを貸し出してくれます。

20時頃から30分間の散歩。ため息が出るほどとにかく美しい街並みに惚れ惚れします。

この時間でも営業しているカフェや売店もあるので、デザートが食べたい場合やお土産を買いたい場合などはこの時間に済ませることができます。
もちろん送迎バスを使用しなくても良いので、もっとゆっくり散歩したいという場合もOK。
その代わり、夜道は少し暗いので、注意が必要です。

 

瀧見館の温泉

山側と滝川に分かれている温泉。景色が本当に最高です。

 

旅館や最寄り駅までの送迎について

旅館宿泊客は最寄り駅のJR大石田駅の送迎サービスが利用できます。

13時と15時45分の2便があり、どちらか好きな時間で選べます。

JRは1時間半~1時間に1本なので、予め時間は調べておくことや、早く到着しても周辺にはほとんどお店がないため、スケジューリングが必須です。

銀山から大石田駅までの送迎は3本あります。

9時50分と送迎に向かう空バスの3便。
それ以外は銀山からバスが出ていますが、大石田駅までは35分ほどで片道700円。その上本数が少ないため、送迎利用するのがベター。

1日に6本、山形空港行は2本のみ。

瀧見館の料金

1日に17組が宿泊できる瀧見館ではプランがいくつかありますが大まかに以下の通りになります。

・食事:個室(内容グレードアップ)、部屋:滝側
・食事:宴会場(スタンダード)、部屋:山側

予算はおよそ4万円~6万円ほどとなります。

瀧見館の予約時期

12月~2月のシーズンは瀧見館だけでなく、銀山温泉街全体が人気となるため、旅館の予約受付開始期間からこのシーズンは予約殺到するそうでう。
筆者は昨年の11月頃に予約しましたが、残りの1室でした。その時点で銀山にある宿全てどこも満室状態で、雪見温泉、温泉街を楽しみたい方は早め早めの計画と予約が必要です。

最後に

接客も素晴らしいほど良く、五感の全てを刺激してくれる、そんな素敵な旅館でした。
銀山温泉での宿泊を考えている方がいらっしゃったら、是非オススメいたします。

 

店名:滝と蕎麦の宿 瀧見館
ホームページ:http://www.takimikan.jp/
住所:山形県尾花沢市銀山新畑中山522
電話番号:0237-28-2164
アクセス:山形新幹線大石田駅下車後、市営バスにて約50分
東北自動車道より山形自動車道山形北ICよりR13新庄方面へ尾花沢から347
アメニティ:浴衣、タオル、歯ブラシあり。浴場にはシャンプー、リンス、ボディソープ、ドライヤーあり。
備考:
※旅館情報は変更されている場合もございますので、予めご了承願います。
※情報の確認は、旅館へご連絡願います。




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